齋をとりおこなった功�ｺを共に加した者と靈駕し諸位にあたえ，離苦得樂するように祈願する儀式。
回向というのは回轉趣向という意味で自ら修めた善根功�ｺを他の衆生，または自分の佛果のほうに歸依することである。奉送意識では齋道場に招いた菩薩と諸神衆を次に轉送し，燒臺儀式では各種の莊嚴および靈魂が使用した服や靈駕のために用意された。銀錢などをすべて燒きはらい，再び空の理を知らしめる。

靈山齋を要約すれば，南無大聖引路王菩薩の引導のもと，本日道場にて靈山齋を行い，死者には解。と極樂往生を，大衆には佛法の�ﾍえと信仰心を一層鼓吹させる一方，御佛の當時の靈山會相を今日の道場に再び設けて，すべての衆生に佛法への因樂をつくり，業の消滅と悟りを與える，ということに靈山齋はその意義をおいている。